販売・接客向上研究会♪
2020.06.04
少し前にはなりますが5月13日(水)にZOOMにて、現役で販売・接客のお仕事をされている方達との研究会を開催しました☆
今回が第1回目の開催でした♪内容のレポートをしたいと思います。
テーマ「新型コロナのよる消費削減の今、コロナ明けの消費者の心理を考える」
◎研究の目的
コロナの影響で消費者の販売動向がWEBに流れつつある。その中で実店舗を続けていくために、さらなる販売・や接客の向上や付加価値を考えていく。
今まで起こった災害や経済的不況の際のファッション業界の動向や消費者心理を考察し、そして販売員ができること、していかなければならないことを考えていく。
●現在コロナ蔓延防止のための自粛・休業要請が企業に与えている影響とは
・家賃支払い能力の低下(売上の低下)
・人件費
・広告投資が不可能
・利益マイナスより返済停滞
・教育機会の損失(新入社員など)
社会に出て働くということは・・・世の中や自分の会社を広い視野で見ていくことが必要
●人の潜在意識と経済(ファッション編)
ファッションと経済の歴史を見ていくと、それぞれ時代ごとの特徴がある。
・高度成長期⇒飛躍的に経済規模が拡大し、エネルギーに満ちた時代。鮮やかな色、派手な服などカラフルで主張が強いものが流行る。
・低成長期⇒経済が安定している時代。しかし工業発展に伴い、公害問題が深刻化したためか自然志向が強まり、アースカラーなどの茶系が流行る。全体的に落ち着いた色味。
・不確実期⇒第二次石油ショックの影響により、経済の低迷が続いた時代。不安定な色味が流行るがのちに経済回復の兆しがみられた年にはパステルカラーが登場する。
・バブル期⇒経済回復により株価や時価が上昇、好景気の時代。色よりも服の形が変化し、全体的に個性的なものが流行る。
・地球環境期⇒エコが叫ばれている時代。エコロジーカラーが流行る。またバブル崩壊後、景気回復への期待を込めたビタミンカラーが登場する。
◎高度成長期~地球環境期の時代の流れと共に流行するカラーも変わり、浮かない時期であれば暗い色にな変り、経済が大きく変わるとまた明るい色やさらに形が変化する。
このように人の周りの環境や状況によって選ぶ色やデザインが潜在的に、無意識に変わってくる。
●人の潜在意識と災害
東日本大震災後の人々の心理状況を見てみると、震災直後は気持ちが落ち込み、休みたい、癒されたいという気持ちが表れており、その1か月後くらいから徐々に上昇傾向になっている。
ヤフーの検索欄では震災からしばらくは「ボランティア」のワードが上がり、「旅」「買う」は上がっていなかったが2か月後の連休前に急激に上がってきていることから、人の気持ちと購買意欲は連動しているのが分かる。東日本大地震だけでなく、様々な災害で人の潜在意識は変化していく。
◎潜在意識が変わることで人々の購買意欲や求めるものが変わってくる。現在はコロナの影響もあり、人々の潜在意識も変化してきているため、消費者心理をしっかりと理解することが重要になってくる。
●自粛せざる負えない今、人々(お客様)の心理とは
・現状に満足してしまっている
・必要以上にもとめない
・購買意欲の低下
・世の中の状況の心理に合わせてしまう(~すべき)
・リアルにお金に関わる年代はお財布の紐が固くなる
●こんな時販売員はどうすればいいのか
コロナ明け、お客様が戻って来られた時にどんな心理で来ているのか、販売員としてどう寄り添っていくのかを考え、これからの販売・接客の付加価値を研究していかなければならない。
◎実際にお客様に寄り添いながら、購買意欲を高めるには・・・
・お客様の想像力を働かせてもらう
・具体的に似合う服や色を提案
・普段の接客+気分が上がるアプローチ
・テンションの上がるポイントを探っていく
・お客様が癒される雰囲気を作る
・お客様の本音を探り出し、ニーズを引き出す
◎コロナ不況後はみんな同じ気持ち。
「大変だったね」とお客様と同じ気持ちでいることは、距離を縮める、寄り添って接客ができる1つの方法である。また来てくださったことへの感謝の気持ちを常に忘れず接していくことが販売・接客の付加価値に繋がる。
◎これからの販売員としての在り方
今後のリアル店舗はさらなる知識、商品のラインナップ、衛生面を考えお客様が心地よく楽しんでもらえる空間を作っていきたい。そして販売員として私達は、「できること」「先のこと」「プロ意識」をもって、お店に立ち笑顔・好感が持てるアプローチを続けていきたいと思う。
様々な思いやこれからの在り方についてたくさんの意見を聞くことが出来ました!
次回、第2回販売・接客向上研究会を6月17日(水)13時~16時にZOOMにて開催します☆
参加募集もしておりますのでご興味のある方はご連絡下さい♪